高齢者日記

2025年6月10日

長時間机の前で作業をしていたら、頭を上げた瞬間の眩暈がしました。そこ度自動車を廃棄処分にする事を決めました。

2025年6月15日

  • 健康維持=蹴上げ
  • 握力を保つ
  • 早足歩き
  • 片足たち。片足足振り
  • 質の良い眠り。寝る前に静かな状態を保つ
  • 食欲を保つ。栄養に留意する。色々の食材を口に入れる。
  • 精神を安定に保つ。前向きにことを捉える。
  • 人との繋がりを残す。

2025年6月29日。高松市中央公園でのイベント準備の資料

香川県漆器研究所より資料を参考又は製品の出典先として利用しています:https://www.pref.kagawa.lg.jp/shitsugei/sitsugei/index.html

高松市中央公園の玉楮象谷についての説明。

香川県で発展した漆器は「香川漆器」として知られ、特に「蒟醤(きんま)」「存清(ぞんせい)」「彫漆(ちょうしつ)」の三技法が有名です。これらの技法は、江戸時代末期に玉楮象谷(たまかじぞうこく)によって確立され、香川漆芸の核となっています。

それぞれの技法について詳しく説明します。

1. 蒟醤(きんま)

  • 起源と伝来: 蒟醤は、中国の「填漆」(漆を充填する技法)が、タイやミャンマーに伝わり発展した技法です。室町時代末期に日本に伝わり、香川では玉楮象谷によって本格的に導入されました。語源はタイ語で檳榔樹(びんろうじゅ=ヤシカの常緑高木)の実を噛む習慣と、その実を入れる容器に施された線刻文様を指す「キン・マーク」に由来すると言われています。
  • 技法の特徴:
    1. まず、木地や乾漆などで作られた器物に漆を丹念に塗り重ねて、厚い塗膜を作ります。
    2. その漆の表面に「蒟醤剣(きんまけん)」と呼ばれる特殊な刃物で、文様を線彫りします。
    3. 彫り込んだ溝に、赤、黄、緑などの色漆を埋め込みます。色ごとに彫り込みと色漆の充填を繰り返すこともあります。
    4. 色漆が乾燥した後、表面を平らに研ぎ出すことで、彫り込んだ部分にだけ色漆が残り、鮮やかな文様が浮かび上がります。
  • 表現: 伝統的な線彫りに加え、香川では点彫りや面彫りへと進化し、繊細で豊かな描写が可能になりました。線刻の美しさと、色漆の鮮やかなコントラストが特徴です。
  • 「参照香川県漆芸研究所」

太田儔作

2. 存清(ぞんせい)

  • 起源と伝来: 存清もまた中国から室町時代に日本に伝わった技法で、香川では玉楮象谷が「存清」の文字を用いてこの技法を発展させました。
  • 技法の特徴:
    1. 漆を塗り重ねた器物の表面に、色漆を使って直接絵を描きます。
    2. 絵が乾いた後、剣(けん)と呼ばれる刃物で、描かれた文様の輪郭や細部に線彫り(毛彫り)を加えます。
    3. この線彫り部分に金粉や金泥(金色の顔料)を刷り込んだり、埋め込んだりして文様を引き立てます。毛彫りのみを施し、金粉を埋めない場合もあります。
  • 表現: 色漆で描かれた絵画的な表現と、その輪郭を際立たせる繊細な線彫り、そして金色の装飾が特徴です。上品で繊細な味わいがあり、優雅な印象を与えます。玉楮象谷の時代には限られた色彩でしたが、後世にはぼかしや「肉上げ塗り」(文様部分を盛り上げる塗り方)なども取り入れられ、表現が多様化しました。

藤川黒斎作

3. 彫漆(ちょうしつ)

  • 起源と伝来: 彫漆は、中国の堆朱(ついしゅ)や堆黒(ついこく)のように、厚く漆を塗り重ねてから彫刻する技法が日本に伝わったものです。香川漆器の中でも、特に漆そのものの特性を最大限に活かした彫刻技法と言えます。
  • 技法の特徴:
    1. 赤、黄、緑などの異なる色の漆を、何十回から数百回も塗り重ねて、非常に厚い漆の層(彩漆の層)を作ります。100回塗り重ねると約3mmの厚さになると言われます。
    2. この厚い漆の層を、彫刻刀や剣(けん)を使って彫り下げていきます。
    3. 彫り進めることで、何層にも重なった色漆の断面が表れ、計算された彫りの深さによって、立体感のある絵模様が浮かび上がります。
  • 表現: 鮮やかな色漆の層が織りなす、絵画的でありながら立体的な表現が最大の魅力です。緻密な計算と職人の熟練した技術によって、深みと奥行きのある作品が生み出されます。

音丸耕堂作

これら三つの技法は、香川漆器の多様性と芸術性を象徴するものであり、それぞれの特徴を活かした美しい作品が今もなお生み出されています。香川県には漆芸研究所もあり、これらの伝統技法の継承と発展に力が注がれています。

漆発祥の地は日本

北海道函館市の垣ノ島B遺跡から、約9000年前の漆塗りの副葬品が発見され

ました。これは、これまで世界最古とされていた中国の約7000年前の漆器を

遡るもので、日本が漆の起源である可能性を示唆する重要な発見です。

• 福井県の鳥浜貝塚からは、約1万2600年前のウルシの木片とともに、赤色漆の櫛

が出土しています。また、縄文時代後期には、全国の遺跡から朱塗りの土器や

木鉢など、漆を使った生活道具が多数見つかっています。

• 三内丸山遺跡にも土器に漆及び漆を使う時の道具等も出土しています。漆の

種、赤の顔料等も展示されています。4300年前。

漆器が海外で「Japan」と呼ばれるほど、日本の漆文化は世界的に高く評価され

ています。

• 「土器の口当たりが悪いため、茶碗型の木製器に漆を塗る事が始まった」とい

う説は、実用的な観点からは非常に説得力があります。人間の生活におけるニー

ズが、新しい技術や道具を生み出す原動力となることはよくあります。

しかし、現時点の考古学的証拠だけでは、初期の漆塗りの器が茶碗型に限定され

ていたとは断言できません。漆の利用は、食器の改良だけでなく、様々な目的を

持っていた可能性も考慮する必要があります。

玉楮象谷生誕について

玉楮象谷(たまかじ ぞうこく)は、1806年(文化3年)に讃岐国高松(現在の香川県高

松市)の大工町に生まれました。

家斉の奢侈(しゃし)な生活や、外国船の出没などによる防衛費の増大などにより、幕府の財政は

徐々に悪化の兆しを見せていました。又浮世絵の隆盛: 葛飾北斎や歌川広重といった浮

世絵師が登場し、風景版画などが人気を博しました。

歌舞伎や浄瑠璃: 庶民の娯楽として歌舞伎や浄瑠璃が盛んに行われ、人気役者が登場

しました。

象谷は、高松藩の鞘塗師であった藤川理右衛門の長男として生まれました。幼い頃から

父に漆塗りの技術を学び、その才能を開花させていきます。若い頃には京都へ遊学し、

塗師や彫刻師、絵師など様々な分野の著名人と交流し、見聞を広めました。特に、陶芸

家の永樂保全(えいらくほぜん)や大徳寺の僧侶である大綱宗彦(おおつなそうげん)

との親交は、象谷の芸術観に大きな影響を与えたと言われています。

帰郷後、象谷は中国や東南アジアから伝来した蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)、彫

漆(ちょうしつ)などの漆芸技法を深く研究し、独自の創意工夫を凝らして新たな技法

を生み出しました。その卓越した技術は藩主の松平頼恕(よりひろ)に認められ、30歳で帯刀を許さ

れるという異例の待遇を受けました。

1860年(安政7年)には、その功績から藩主より「玉楮」の姓を賜ります。これは、中

国の宋代の漆工の名工に由来すると言われています。

象谷は、藩の御用職人として数々の作品を制作する一方で、従来の漆芸の枠にとらわれ

ない自由で斬新な作品を次々と生み出しました。彼の創始した「象谷塗」や「讃岐彫」

といった独自の技法は、今日の香川漆芸の基礎となっています。

1869年(明治2年)、64歳でその生涯を閉じましたが、彼の革新的な精神と 非常に高

い水準の技術は、 今日の香川県における漆芸の隆盛を支える基盤 となっています。

松市内の中央公園には象谷の銅像が建てられ、現在もその功績が称えられています。

玉楮象谷以後

象谷は、中国や東南アジアの漆器、特に蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)、**彫漆

(ちょうしつ)**といった技法を研究し、独自の解釈と創意工夫を加えて完成させまし

た。

これらの**「香川の三技法」**は、それまでの日本の漆芸には見られなかった斬新な表

現力を持っており、香川漆芸の大きな特徴となりました。

香川県は、現在までに6名の人間国宝(磯井如真(じょしん)磯井正美、太田儔(ひとし)、山下義人、

大谷早人,音丸耕堂を輩出しており、これは象谷の功績なしには考えられないことです。

「このように、玉楮象谷は単に優れた漆芸家であっただけでなく、香川漆芸というユニークな

芸術運動を創始し、その伝統を未来へと繋いだ偉大な巨匠でした。彼の革新的な精神と非常に

高い水準の技術は、今日の香川県における漆芸の隆盛を支える基盤となっています。」

玉楮象谷前の日本の漆製品、鎌倉彫(かまくらぼり)、後藤塗(ごとうぬり)、蒔絵

(まきえ)、:輪島塗(わじまぬり)、会津塗(あいづぬり)、津軽塗(つがるぬり)

水原・三原に関し

三原脩(みはら おさむ)

生誕: 1911年11月22日、広島県広島市

• 選手としての生涯:

◦ 旧制広島商業学校(現・広島県立広島商業高等学校)在学中からその才能を発揮

し、三原1935年に名古屋軍(現・中日ドラゴンズ)に入団。

◦ 俊足巧打の内野手として活躍し、特に二塁手としての守備力は高く評価されまし

た。

読売ジャイアンツ、阪神軍(現・阪神タイガース)にも在籍し、1944年に現役を引

退。

◦ 通算成績は、485試合出場、1575打数387安打、打率.246、1本塁打、122打点、

61盗塁。

• 監督としての生涯:

◦ 現役引退後、読売ジャイアンツのコーチを経て、1947年に同球団の監督に就任。

1950年に西鉄ライオンズ(現・埼玉西武ライオンズ)の監督に就任し、「流線型

打線」と緻密な戦術でチームを常勝軍団に育て上げ、1956年から日本シリーズ3連

覇を達成。この時期の采配は「三原マジック」と呼ばれました。

◦ その後、大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)の監督に就任し、1960年

に球団創設以来初の日本一に導きました。

◦ 東京オリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)、近鉄バファローズの監督も歴任

し、多くのチームで手腕を発揮しました。

◦ 監督としての通算成績は、2227試合1167勝975敗85分、勝率.545、日本シリー

ズ優勝3回。

• 指導者としての特徴:

選手の個性を見抜き、適材適所で起用する能力に長けていました。

緻密なデータ分析に基づいた戦略や、相手の意表を突く奇策を繰り出すことで「魔

術師」と呼ばれました。

上記は三原ノートと言われ。中西太(水原の長女は中西の妻になりです)から栗山英樹(二刀流の大谷翔平)に受け継がれた。

野茂英雄、イチローを育てたも仰木彬も愛弟子の一人になります。

◦ 選手とのコミュニケーションを重視し、信頼関係を築くことでチームをまとめ上げ

ました。

• 晩年: 監督退任後も野球評論家として活動し、日本のプロ野球界に大きな影響を与え続けま

した。

死去: 1984年2月6日、72歳で逝去。

水原茂(みずはら しげる)

生誕: 1909年1月19日、香川県高松市(現在の高松市)満濃町生。

• 選手としての生涯:

高松中学校(現・香川県立高松高等学校)から慶応大学に進学し、野球部で

活躍。その実力はアマチュア球界で高く評価されました又有名なりんご事

件も起こしています。

1936年に読売ジャイアンツの結成に参加し、初代主将を務めました。

◦ 内野手(主に三塁手)として、強打と堅実な守備でチームを牽引しました。

◦ 戦時中の一時期を除き、1949年まで読売ジャイアンツに在籍し、中心選手

として活躍しました。当時讀賣ジャイアンには、スタルヒン、沢村栄治とい

う特筆すべき投手も在籍していました。

◦ 通算成績は、375試合出場、1332打数355安打、打率.267、19本塁打、161

打点。

• 監督としての生涯:

1950年に読売ジャイアンツの監督に就任。三原脩監督率いる西鉄ライオン

ズと激しい優勝争いを繰り広げ、「ON対決」以前のプロ野球界を盛り上げ

ました。大学時代も早慶戦で有名な逸話も残しています。

◦ 巨人監督時代には、1951年から1953年まで日本シリーズ3連覇を達成するな

ど、黄金時代を築きました。

◦ その後、東映フライヤーズ(現・北海道日本ハムファイターズ)、中日ドラ

ゴンズの監督も歴任しました。

どのチームでも、選手の能力を最大限に引き出す指導力で実績を残しまし

た。

◦ 監督としての通算成績は、1839試合951勝791敗97分、勝率.546、日本シ

リーズ優勝5回。

• 指導者としての特徴:

選手に対する愛情深く、厳しさの中にも温かさがある指導が特徴でした。

◦ データや戦術だけでなく、選手の心理面を重視し、精神的な支柱となること

を心がけました。

◦ 若手選手の育成にも熱心で、多くの名選手を育て上げました。

• 三原脩との関係:

◦ 現役時代は同じ読売ジャイアンツのチームメイトでしたが、監督としてはラ

イバルとして激しく競い合いました。

◦ 三原監督の緻密な戦略と、水原監督の選手を鼓舞するリーダーシップは対照

的でしたが、互いに認め合い、プロ野球界を牽引する存在でした。

◦ 両監督の対決は、当時のファンを熱狂させ、「三原・水原の知恵比べ」とし

て語り継がれています。

• 晩年: 監督退任後も野球評論家として活動し、その洞察力と温かい語り口で多くの

ファンに親しまれました。

死去: 1982年3月1日、73歳で逝去。

水原・三原・川上哲治・中西太との関係。

この期間を見ると、1938年から1942年、そして1950年の計6年間、お二人は読売ジャイ

アンツの選手として同じチームでプレー していました。水原さんが大先輩、川上さんが

後輩という関係になりますね。

水原さんが監督を退任した直後に、川上さんが監督に就任している ことが分かります。

つまり、監督としての直接的なかぶりはありません。バトンタッチするような形だった

と言えますね。

中西太さんの夫人は三原さん長女三原敏子になります。お二人(水原・中西)とも香川

県高松市のご出身です。高松市には、水原茂さんと三原脩さんの銅像が中央公園にあり

ますが、近年、中西太さんの銅像も建立される計画があります。これは、地元にとって

お三方が偉大な野球人であり、繋がりが深いと認識されていることの表れでしょう。

尚中央公園の前身は高松球場ですから、野球とはおいに縁のあることになります。

四国に強豪校が多く存在した時期

戦前

• この時期、四国勢は全国中等学校野球大会(夏の甲子園の前身)で目覚ましい活躍

を見せました。特に、香川県の高松商業は、春の選抜で初代優勝(1924年)を果

たし、夏にも優勝(1925年)するなど、全国屈指の強豪校として名を馳せまし

た。高松商業の最終回のホームランがあります。

• この頃の四国は、「野球王国」と呼ばれるほど高校野球が盛んで、他県を圧倒する

成績を残していました。

戦後

• 戦後も、四国勢は甲子園で多くの優勝・準優勝を果たし、その強さを維持しました。

特に、徳島県の徳島商業のエース・板東英二投手が、1958年の夏の甲子園で大会通

算83奪三振、1試合25奪三振という不滅の記録を打ち立て、四国野球のレベルの高

さを全国に示しました。

1980年代には、徳島県の池田高校が「やまびこ打線」を擁し、1982年夏と1983年春に

全国制覇を達成するなど、強烈な印象を残しました。当時の選手は、畠山準(ひとし)、水野雄仁(かつひと)が特

に有名です。

• 近年では、高知県の明徳義塾が安定した強さを誇り、多くのプロ野球選手を輩出し

ています。

四国、特に香川県は、高校野球において全国屈指の実績を誇り、特

別な地位を確立してきました。近年、他地域の台頭はあるものの、

その歴史と伝統は今も継承されています。

漆器や野球に限らず、県には偉大な業績を成し遂げた先人がいます

が、私たちはその功績を十分に認識していません。彼らの偉業達成

の過程を辿り、そこから得られる教訓は、自己の成長に資するだけ

でなく、郷土への意識を高める契機となります。先人たちの不屈の

精神や革新への挑戦を知ることは、現代を生きる私たちにとって示

唆に富み、地域への誇りを醸成するでしょう。彼らの足跡を学び、

語り継ぐことこそ、地域を活性化する一歩となると考えます。

2025年8月吉日イベント使用資料

自己紹介

自己紹介文

はじめまして私は77、高松市在住の**川田 光文(かわだ みつふみ)**です。若い頃は「川は川端康成、田は新田真剣佑(あらたまっけんゆう)、光は光源氏、文は伊藤博文」と自己紹介していました。図々しい話しですよね、今は赤面ものです。別名「渉(ひびきわたる)」も使っていました。

大学でFORTRANCOBOLに触れ、その後Basicでのプログラミングの補助の経験も少しあります。学生時代は学んでいる内容が少しも理解はできませんでしたが、社会に出ると否応なしに真剣に勉強しました。ここ4年ほどはIT学習に本格的に取り組み、ホームページ作成、動画編集、IoT、レーザーカッター、ゲーム作成と、幅広い分野に挑戦してきました。最近は**LLM(大規模言語モデル)**の勉強も始め、過程を楽しんでいます。

昨年10月からは、マルタスで高齢者向けの無料スマホ・パソコン教室を開き、ITの楽しさを伝える活動に力を入れています。現在は、自身のウェブサイト(rennnsyuu.site)で公開している思考システムの作成にも夢中です。

Setouchi-i-Baseゲームのゆるもく会マルタスの活動を通じて、皆様との交流を楽しみにしています。今日の話は、私がこの様に考えたとの紹介と私の拙い経験が少しでも皆様のお役に立てれば幸いとこの場を設定しました。私も常々内省をしております。

職歴

自営業 

縫製業     15年

旅館及び飲食業 5年程度従事。

会社員

企画担当
  担当範囲:月次経営報告書及び年次予算書作成、入社試験問題作成、年末調整の業務を会計機化。

在庫管理
  営業所を26箇所持つリース会社で、在庫管理担当者

木材営業
  新規取引工務店及び大工さんの開拓、見積もり書作成、棟上げの監督、各種営業打ち合わせ。

お墓営業
  お悔やみ情報を元に個別訪問販売。

運行管理者
  大型トラック、クレーン、トレーラ、タンクローリー、ゴミ収集車等の配車手配。

イベントの開催の経緯と動機

今回のイベント開催は、上野さんとの雑談がきっかけでした。現在、私は丸亀マルタスでシニア向けの無料スマートフォン・パソコン教室を開講しています。その中で、JRを利用する際、乗客のほとんどがスマートフォンに見入っている光景を日々目にします。

情報を受け取るだけでなく、自分から積極的に情報を発信できる人が増えたら素晴らしいという思いが募り、私のこれまでの経験が少しでもそのお役に立てればと考え、今回のイベント開催に至りました。

ゼロから創造する思考法

個人のデータベースを作る。情報化をする。色々の情報・データを元にアルゴリズム化する。記憶に残る命名をする。実践に使う。見直す。元のデーターベースに活かす。このサイクルで少しからでも改良する。Google drive>求められる能力を開く。

AI時代における個人の価値と経験の重要性

AI技術が進化する現代において、個人の能力がどこまで評価されるのか、という疑問は尽きません。将来的には、ごく一部の「神輿に乗れる人」、人の社会である限り、人から信頼され、あの人の為にはと思ってもらえるひとが、残るのではないでしょうか。つまりAIを使いこなしたり、AIでは代替できない特別な能力を持つことさえも、生き残れる得るか疑わしいです。生き残れないのではないか、とさえ感じています。経営ノウハウのような専門知識でさえAIが導き出せる時代です。例えば、「3ムダラリ」のような効率性を重視する考え方も、AIが最適解を導き出すようになれば、その価値は薄れるかもしれません。

しかし、AIでは代替できない人間の価値も存在すると私は考えています。私の実家は旅館業を営んでいました。真夏に客室のお風呂掃除をした時のことです。家族の一員なので本来はやらなくてもいいのですが、あえて自分自身でやってみました。フォードの創業者であるヘンリー・フォードが大学卒業後に生産業務を経験し、そこからオートメーション化の着想を得たという話に影響を受けたからです。実際に体験してみると、どれほど喉が渇き、どれほど大変な作業であるかを痛感しました。

実際に体験することで得られる感覚や共感こそが、AI時代において非常に重要になると私は考えています。人の気持ちを汲めるには、経験しないと見えないものがあると思います。人の気持ちを汲めない人は人に担がれることはないと思います。欧米の価値観の効率化を求めるのも分かりますが、人の価値観には、欧米社会の価値観以外もあるべきです。人の内面が測れる人が今後必要になるのでないかと思います。

経験したこと

経験から学んだこと(車購入時の件) 中古アメリカ車購入トラブルの経緯

息子がSNSを通じて長野県の業者から中古のアメリカ車を購入したところ、陸送で車が到着した際、既に、車の床下から煙が上がるという重大なトラブルが発生しました。私はその場で車の引き取りを拒否し、陸送の人に持ち帰ってもらいました。

その後、双方間で内容証明と配達証明を用いてのやり取りを当方から提案し、まず業者側からは、以下のような主張がありました。

契約書に「いかなる瑕疵があろうとも車は引き取ること」という一文があること。

煙の原因は「エンジンにオイルを送るパイプが外れ、エンジンが加熱したため」であり、すでに修理済みであること。

さらに、弁護士名義で書面が送られてくるという圧力もかけられました。

これに対し、私たちは以下の反論を行いました。

「床下から煙が出るような、安全に移動できないものはゴミ同然であり、ゴミの売買契約を結んだ覚えはない。よって、契約解除を申し込む。」

「そもそも煙が出るような車を送り付けてくる企業風土の会社は信用できない。」

「修理したと言われても、その検証能力はこちらにはなく、その企業風土から信頼できない。したがって、車の引き取りは拒否する。」

脅しと、その後の終結

私たちの拒否に対し、業者は次に「車を廃棄処分し、それに伴う損害賠償を請求する」と脅しをかけてきました。これに対しても私たちは、「裁判になった際の証拠品がなくなることだけは承知できない。その他のことは当方には関わりない」と反論しました。

その後、業者からの連絡は一切なくなり、最終的にこのトラブルは収束しました。

粘り強い対応と学び

この間、私たちは様々な機関に相談し、準備を進めました。リース契約に関わる会社には抗弁書を送り、市の消費生活相談所や裁判所にも足を運び、情報を収集しました。その結果、裁判を起こす側が、起こされる側の所在地に出向いて裁判を行うという原則を知り、この件で裁判になれば勝訴できるという確信を得ました。

運行管理者

運転手の安全管理徹底への取り組み

夏場の高温下でのヘルメット着用や安全装備の完全装着は、運転手にとって負担が大きいことは理解しています。しかし、万が一事故が発生した場合、安全対策の不備は補償の受領に直結する可能性があり、企業としての責任を果たす上で安全管理の徹底は不可欠です。この認識のもと、以下のステップで安全管理の指導を遂行しました。

1. 初期指導と現状把握

最初の現場視察では、多くの運転手がヘルメットを着用せず、その他の安全装置も不完全に身につけている状況が確認されました。そこで、個別に注意を促し、ヘルメットを含む安全装備の正しい装着を指導しました。

2. 指導後の再確認と課題の特定

約30分後に再度現場を訪れた際、ヘルメットは着用しているものの、顎紐を締めていない運転手がいることが判明しました。注意したところ、一部の運転手からは「新人に言われたくない」という反発の声もありました。しかし、安全確保の重要性を鑑み、再度丁寧に指導を行いました。

3. 視覚的証拠の収集と意識改革

次の段階では、カメラを持参して現場に向かい、様々な角度から写真撮影を実施しました。ヘルメットを正しく装着していない運転手から「何をしているのか」と問われた際には、「弊社の安全管理を徹底している証明となる写真資料を作成している」と明確に説明しました。

この際、当該運転手から「社長にこの写真を見せるのか」と問われましたが、私は「そこは私の胸三寸であり、あなたに関係ない」と返答しました。さらに「ゲシュタポのようなことをするな」という言葉に対しては、「大いに褒めていただき、ありがとうございます」と返答し、安全管理徹する方向での姿勢を貫きました。

4. 最終的な徹底と継続的な安全意識の醸成

その後、時間を置いて再度現場を訪れると、全ての運転手が服装およびヘルメットを完全に、かつ正しく装着していることを確認できました。

現場は事故のリスクが高い場所であり、夏場の厳しい環境下で気の毒ではありますが、運転手の安全を確保するための指導は、私の重要な職務であると認識し、以後も、このような徹底したアプローチを通じて、運転手一人ひとりの安全意識を高め、事故の未然防止に努めました。

専務からのごみ収集人員削減指示への対応

ごみ収集事業は市の委託であり、年度ごとの入札で請け負う性質上、何らかの失敗は翌年度の入札時に大きいマイナスになります。しかし、専務からの一方的な人員削減指示は、その失敗を犯す可能性がありました。

状況

当社のごみ収集担当者は、基本的に70歳を超える従業員2名体制で業務にあたっていました。ある時、専務が他社が1名体制で同様の業務を行っているという情報に基づき、当社も1名体制に移行するよう指示しました。しかし、他社の場合は比較的若い従業員が担当しているため、当社の高齢の従業員には適さない状況でした。

対応

この指示に対し、私は単に反対するのではなく、そのリスクを具体的に提示しました。**「全員が何らかの理由で休んだ場合、市に迷惑をかけ、次年度の請負契約に悪影響が出る可能性もあるが、それでも実施しますか?」**と問い返しました。この問いかけにより、専務はその実施が悪影響を引き起こす可能性を認識し、人員削減の指示は撤回されました。

社長からの高速道路使用に関する指示への対応

状況

社長は常々、運転手に高速道路を使用させる際には事前に私に連絡し、了承を得ることをルールとしていました。しかしある日、運転手が次の仕事に間に合わせるためには高速道路の使用が不可欠な状況が生じました。運転手から連絡を受けた私は、その旨を電話で、社長に報告しました。すると社長は「連絡して来なくても間に合わないのが分かっているのに連絡をして来るな、こちらは忙しいのに」と、周囲に多くの運転手がいる中で私を叱責しました。

対応

私は、社長に即座に抗議しました。それは、私が「この運航管理者は社長にも逆らう」と周囲の運転手に印象づけることで、今後の仕事がスムーズに進むと考えたためです。現場で働く運転手たちの前で社長にも歯向かう人との印象を、持たすことが今後の運転手の尾管理をする上で有利に働くと判断したからです。結果として円滑な業務遂行につながると判断しました。

木材営業

昇給を勝ち取るための交渉術:◯◯店での実践

私は以前、数年に一度しか昇給の機会がない会社で営業をしていました。そのような環境下で昇給を勝ち取るため、私は独自の交渉戦略を立て、実行に移しました。

実績の可視化と相手への配慮

私が最も重視したのは、自身の実績を効果的にアピールしつつも、相手に逃げ道を残すというバランス感覚でした。具体的には、以下の2点を意識して交渉に臨みました。

  1. 実績の控えめかつ明確な意思の表明
    私は、自身の営業実績をそれとなくアピールしました。自分なりには頑張ったつもりでいたので昇給を楽しみにしていましたと伝えました。もし昇給するには、上司の視点からして足らない部分があれば、指導をお願いしますと伝えました。 しかし、決して傲慢にならず、あくまで冷静でソフトな感じで主張しました。
  2. 相手に「逃げの隙」を与える
    昇給交渉において、「これを認めなければ会社を辞める」というような強硬な姿勢は、相手を追い詰めるだけでなく、自分自身の退路を断つことにもなりかねません。そこで私は、交渉相手が「もし昇給を認められなくても、彼が会社を辞めるわけではないだろう」と思えるような余地を残すことを意識しました。これにより、相手は感情的になることなく、冷静に私の実績を評価し、昇給を検討する心理的な余裕を持つことができたと考えます。

交渉の成功

このような戦略を練り、実際に交渉に臨んだ結果、私は昇給を勝ち取ることができました。この経験から、交渉においては、自身の強みを最大限に示しつつも、相手の立場や感情を考慮し、柔軟性を持ったアプローチが非常に重要であると思いました。

新規顧客獲得と営業戦略のまとめ

木材販売と墓石販売、それぞれ異なる事業での新規顧客獲得と営業戦略について、具体的な手法をまとめてみました。

木材販売事業

木材販売においては、既存顧客へのアプローチと新規開拓の両面から戦略を展開していました。

イベント名簿の活用: 年2回の売り出しイベントで得た来客名簿をABC分析し、関係性の低い顧客層から重点的に訪問することで、大きな売上につながる可能性を追求しました。

競合との差別化提案: 顧客の関心を引くために、以下の独自の提案を行いました。

木材サンプルの提供: 実際に納品する木材のサンプルを見せることで、品質を直接アピールしました。

図面からの見積もり: 図面から必要な材料を拾い出し、見積書を提出するサービスは、当時他社ではあまり行われておらず、顧客にとって大きなメリットとなりました。又その項目の拾い出し過程が相手にわかる様に可視化しました。

飛び込み営業とコスト削減提案: 現場で見かけた大工さんへの飛び込み訪問も積極的に実施しました。

利益可視化の説得: 安価で良質な材料の仕入れが純利益に直結することを、一目でわかる図を用いて説明し、大工さんの納得を得ました。

経費削減に貢献: 会社の経費がかからない有用なサービスの提供を案内し、顧客の経営効率向上に貢献しました。

ゼンリン地図利用:ゼンリンの地図から大工さんの家を特定し、直接訪問し売り込みをかけて取引に繋げたこともあります。

情報共有システム: 取引先から得た利益に結びつく様な情報を、先方の了解を得た上で他の取引先と共有する互恵システムを構築し、関係者全体の利益向上を図りました。

法規制情報の提供: 国の政策、特に建築基準の規制強化や消費税導入といった、事業に関わる重要情報のマニュアルを作成・配布し、顧客の理解と信頼を得ました。

競合分析と差別化: 自社車両に会社名を明記しないことで、自社の存在を隠し、競合他社の営業車両を発見・記録し、市場情報を収集する戦略も実行していました。

トラブル処理

木材の納品と自動加工を請け負う会社での経験です。加工部品のトラブル発生が棟上げ時に起こると、迅速な現場対応が求められます。一方金銭が絡む話になりがちになるので現場への足が重くなります。

そうした状況において、どの様に行動するかを、事前に分析・検証し、対策を練るというと言うことをしました。相手との関係性の中で「どこが肝になるか」を見極めることに努めました。

お施主様にとって現場が「お祝い事」であるという点に着目し、棟梁に「トラブルを大ごとにするとお祝い事にケチがつく」と耳打ちしました、それでスムーズな解決に繋がつながりました。これは、相手の感情や立場を深く理解した上での、有効な手段でした。

さらに、翌日にはトラブルの原因究明と再発防止策を盛り込んだ報告書を提出しました。このことが、むしろ以前よりも信頼関係を深め、最終的に営業成績向上に結びつきました。危機管理と顧客対応の両方に有効な結果でした。

この経験は、単なるトラブル処理に留まらず、顧客との信頼関係構築において、

状況の多角的分析と事前準備

相手の感情や立場への配慮

迅速かつ誠実なアフターフォロー

がいかに重要であるかを認識しました。

集金

議員からの集金

 私が議員の方への集金に伺ったのは、ちょうどその方が支援する所管長候補の選挙期間中でした。私は、所管長候補の応援演説をしている会場へ直接足を運び、集金の件を伝えました。

すると議員は、「なぜこんな時に集金に来るんだ!」と不快感を露わにしました。さらに、「私はお前の会社の上司より、公式な場では上席に座る立場だぞ」と、叱られました。

私は「私は高松市内から会社に通っていますが、市内では物を買ったら支払いをするのが常識なのですがね」と返答しました。この私の言葉に、議員は「ここではまずいから、明日家に来てくれ」とおっしゃいました。

翌日、ご自宅に伺い、結果的に一括での支払いは難しいとのことで、数回に分けて集金することになりました。

後日、知り合いの大工さんから「あの人から集金できた人の話は聞いたことがない」と言われ、今回はたまたま上手く行ったと思いました。

100回以上の集金訪問

100万円を超える大口の集金は、一人の大工さんのケースでした。最初は事業もされていたので、10万円単位で分割して集金を進めていました。しかし、途中で大工さんが廃業状態となり、一度に集金できる金額は少額になってしまいました。

最終的に、集金回数は100回以上に及びました。指定日に伺っても「お金がない」と言われることも度々ありましたが、私は辛抱強く何度も足を運び続けました。

そしてついに、残金が10万円程度になったところで、会社の常務から「もう集金に行かなくても良いからと指示されました」。思ったことは、もうこの人からの集金は気の毒かなと思い始めていました。又この気の長い集金行為は、感情を入れずルーティーン化した中で捉えることで精神的部分を乗り切りました。

息子さんが公的機関に勤める人への集金(息子さんの部屋の改装の為の材料仕入れを、両親が行なった案件)

集金のためご自宅に伺うと、息子さんのお嫁さんが対応してくれました。ご両親は留守で、「集金の旨、伝えておきます」とのこと。私はそのまま会社に戻りました。

会社に帰ると、会社の人から集金の件で連絡が入っていると聞かされました。内容を確認すると、「(代金は)払えませんと電話があったと」というものでした。

そこで、そのご家庭の内情を、会社の人から聞くと、息子さんが公的機関に勤務していることでした。私は翌日その場に出向き、「本人の所在を確認しました」。本人は、近隣の現場にいるとのことだったので、直接現場へ赴き、支払いについて確認すると、息子さんから「冬のボーナスを受け取ったらすぐに支払います」との返答があり、その場で決着しました。尚本人の立場を十分の尊重する行動をとりました。

義母の支払い

会社から車で往復2時間ほどかかる場所にある個人会社への集金は、なかなか骨の折れるものでした。

初めて伺った際、義母さんだけ。在宅で話を聞いても要領を得ず、その日は何も進展がありませんでした。その後も数回、諦めずに訪問を続けていると、私の訪問に義母さんが気の毒に思ってくださったのでしょう、なんと立て替えて支払ってくれたのです。

この経験から、どんな状況でも紳士的に、そして粘り強く対応することの重要性を改めて実感しました。人情に訴えかける形にはなりましたが、無事に集金ができたことに安堵しました。因みに集金は夕方にするのが多いですから苦労はしました。

集金の失敗

自身の資産が何もないのない人の場合の集金は、差押でも訴訟でも好きにしてくれとのことで集金ができないこともありました。

提案集金

前に集金に伺った際、「次に手形が入るので、その日に来てほしい」と言われ、指定された日に再度訪問しました。しかし、そこで「先に集金に来た者に支払ってしまい、既に手元に手形はない」というものでした。

私は冷静に、まず、「この大きなお宅はあなたのものでしょう」と相手の所有を確認し、続けてこう主張しました。

私が約束した者を優先するべきという主張は、そこまでの器量をお持ちの方なら当然理解できるでしょう。

さらに、この状況でも次にどうするのか、支払い義務を負う側が、具体的な回答を出すべきではないかと問い詰めました。

最終的に、相手から分割払いの提案があり、数回に分けて無事集金を完了することができました。舐められていると感じその際は、怒りを露にし問い詰めました。

墓石販売事業

墓石販売においては、デリケートな顧客感情に配慮しつつ、見込み客を特定し、関係を構築する工夫をしました。

  • お悔やみ電話からの見込み客特定: お悔やみを伝える電話の会話中にさりげなく墓石の有無を確認する方法を試みました。この際、一瞬でも躊躇する顧客の多くが墓石を所有していないという傾向を発見し、効率的な見込み客特定につなげました。人は前触れもなく話を振られると思わず本音と建前のズレのため躊躇が出るものと思います。
  • 具体的な情報提供と安心感の醸成:
    • サンプルを用いた説得: 良質な墓石サンプルと、問題のある墓石のサンプル一覧を提示することで、顧客に品質の違いを明確に伝え、説得力を高めました。
    • 購入時の注意点案内: 自社製品の購入における注意点を丁寧に案内することで、顧客に安心感を与えました。
  • 顧客訪問の工夫: 顧客に迷惑をかけず、かつ訪問実績を残すための様々な方法を実践しました。見込み客さんにとってはセールスマンの訪問は迷惑行為でしかないことを肝におくことが必要と思い工夫をしました。
    • 情報冊子の小出し投函: 墓石に関する多様な情報冊子を作成し、顧客の自宅に小出しで投函することで、継続的な情報提供と関心維持を図りました。
    • 細やかな気配り: 顧客の心を労うメモや名刺の投函、インターホン越しの短い会話に留めるなど、相手に負担をかけないよう細心の注意を払いました。
    • このご経験は、単なるトラブル処理に留まらず、顧客との信頼関係構築において、
    • 状況の多角的分析と事前準備
    • 相手の感情や立場への配慮
    • 迅速かつ誠実なアフターフォロー
    • がいかに重要であるかを認識しました。

その他

会話ノーハウ

10時59分の訪問

私は訪問時間を決める際、あえて「1059分」のように端数のつく時間を提案することがありました。初めてこの提案をすると、相手の方は少し戸惑ったような対応を見せます。

そこで私は、「この端数までつけるのは、『絶対この時間までには訪問します』という固い決意表明のつもりなんです」と説明していました。すると、多くの方が「面白いことを言う人だね」と興味を示してくださり、それが会話のきっかけとなることがありました。

「待つ身」の視点から生まれたお客様対応術:こまめな経過報告で信頼を築く

営業としてお客様と接する中で、出先でお得意様から呼び出しの連絡が入ることは日常茶飯事でした。その際、私は常に以下の3点を徹底していました。

  1. 現時点の位置を伝える
  2. 到着までの所要時間の見積もりを伝える
  3. そして、最も重要だと考えていたのが、「今、どこそこまで来ています。あとこの程度で到着できそうです」と、必ず途中経過を入れることでした。

なぜここまで徹底したかというと、自分がお客様として何かを待つ立場になった時、相手が今どこにいて、あとどれくらいで到着するのかが非常に気になることに気づいたからです。この**「待つ身」の視点**を逆手にとり、お客様への対応を改良し始めました。

ほんの少しの気づきを行動に結びつけ、それを積み重ねることで、大きな成果に繋がると信じています。このこまめな経過報告は、お客様との信頼関係を深める上で非常に有効な手段だと実感しています。

墓建立がもたらす「未来への恩恵」:お客様への深い提案

お墓を建立することは、単なる石碑を建てる以上の意味を持ちます。親は二人、その上の世代へと遡るごとに人数は倍々ゲームのように増えていきます。まさに逆ピラミッドのように広がっていく先祖の方々にとって、お墓は安らぎの場となります。

そして、その恩恵は未来の子孫にも及びます。子孫もまた乗数的に増えていくことを考えれば、今お墓を建立することで、将来、後の人がお墓にかかる大きな費用を負担しなくて済むという大きなメリットが生まれます。これは、お客様ご自身だけでなく、未来の多くのご家族にとっても大きな助けとなるのです。

また、家紋についてご存じないお客様には、「家紋は、いずれかの先祖が何かしらの思い出で決めたものです。ですから、お客様が新たに家紋を決められても、何ら問題ありませんよ」とご説明し、心配の種を除いてあげました。

先祖の自然石を軸とした、お墓を改装して健之することを心配されるお客様には、「昔は河原の石をお墓に見立てていた時代もあるんですよ」とお話しすることで、自然石をお墓の軸として再利用することに対する心配を取り除いておげたこともあります。

墓地情報収集が導いた成約:お客様との深い会話術

お墓のセールで顧客を訪問する際、私が心がけていたのは、お客様にとって有益な情報を常に収集し、会話に活かすことでした。

ちょうどその頃、お寺などで**「タンス状のお墓」**と呼ばれる新しいタイプのお墓が作られ始めているという情報を耳にしました。私はすぐにその閲覧会に参加し、詳細な情報を得ていました。

後日、あるお客様を訪問した際、偶然にもこの「タンス状のお墓」が話題に上りました。私は事前に得ていた情報を元に、その特徴やメリット、デメリットについて詳しく話すことができました。お客様はその会話後、より具体的な話へと商談が進み、結果的に、自社のお墓建立へと繋がったのです。

この経験から痛感したのは、お客様にとって「情報になり得るもの」は、日頃からアンテナを張り、積極的に収集しておくことの重要性です。それは、お客様との会話を深め、信頼関係を築き、最終的に成約へと結びつけるための強力な武器となります。

「賢い選択」を導く会話術:お客様の望みを形にする価値提案

私がお客様との会話で大切にしているのは、単なる値引きではなく、「何を買うのか」に対する合理的な選択を共に導き出すことです。それは無駄を省き、不要な出費を避けることでもありますが、何よりもお客様一人ひとりの異なる「望み」を実現するために、金額以上の合理的な正解を見つけるお手伝いをすることだと考えました。

お墓購入における「賢い選択」のポイント

お墓の購入は一生に一度の大切な決断です。私はお客様に以下の点をお伝えしています。

  • 石の特性と安心の選び方: 石は、採掘する場所によってどのような成分が含まれているか、ある程度は予測できます。しかし自然相手の事柄なのでその品質は保証できません。そのため、**「錆が出る」「ナデ(白い斑点)が出る」といったリスクは、ある意味「出たとこ勝負」**とも言えます。最も確実なのは、実際に展示されているお墓を見て、納得した上でご購入いただくことです。それが、後々の「こんなはずではなかった」という後悔を避ける一番の方法です。その様に説明し一つの参考を提供しました。
  • お墓の「危険箇所」と安全への配慮:
    • 玉垣(たまがき): お墓の周囲を囲む玉垣は、お子様、特にお孫さんが遊びで上に乗ってしまうと、転落して事故に繋がる可能性があります。デザインだけでなく、安全性への配慮も重要でした。
    • 拝石(はいせき): お墓を拝むための足元にある石の拝石は、磨かない方が良いと私はお勧めしていました。雨が降ると、磨かれた石は非常に滑りやすく、転倒事故に繋がる危険性があるからです。
    • 四角い傘の灯籠: 墓地内に置かれる四角い傘の灯籠も、注意が必要です。傘の端が尖っているため、小さなお子様が走り回った際に目に当たり、思わぬ怪我に繋がるリスクがあります。デザインだけでなく、安全面も考慮した選択が大切です。
  • 石材の特性と耐久性: 石材の特性によって、その美しさを保つ期間には多少の年数の違いはありますが、基本的な耐久性において大きな差はありません。過度な品質へのこだわりよりも、デザインや安全性、そしてご予算とのバランスを考えることが合理的です。その様な会話を通してその人ごとの選択を心配なく後押ししました。

これらの情報を提供することで、お客様は単に価格だけでなく、長期的な安心や安全、そして本当に求めている価値に基づいて、納得のいくお墓選びができるようになります。お客様の「望み」を深く理解し、それに寄り添った情報提供こそが、真の「値引きに換わるサービス」だと信じています。

リース会社の棚卸し

棚卸し

一人体制で棚卸しを実施

  • 事前に営業所に棚卸しマニュアルを配布しました。
  • 棚卸しの当日は、営業所からの問い合わせは、問い合わせ営業所名を順に、メモに取り順番に返信をして行きました。
  • 営業所への返信までの「手待ち時間」をなくす為その間に各営業所に次に何をすべきかを指示しました。
  • 後で考えるとその当日自身が体調が悪くなることもあると、言うことを失念していました。その様なことは起こりませんでしたが、不注意でした。反省。

営業所のランダム訪問チェック

  • 会社では特定の機械の動きを追跡する体制ができていなかった。追跡できる様にしました。それにより営業所で在庫管理担当者が営業所で機械の在庫状況の問題を把握できる様になりました。
  • 突然の調査訪問を、いかに営業所同士で共有させないかにも苦労しました。

棚卸しの際の問題点

  • ニコイチの管理体制がなされていない。廃棄受け入れ業者への管理も必要でした。
  • 大きい機械の車番管理の不徹底。機械の製造No.の削除等に機械の入れ替えを疑う。
  • 営業所の成績は、営業所所有のリース機械の総額に対しいくらの売り上げを稼いだかを基準にしていた。他の営業所からリース機会を借り受けそれで自分の営業所の売り上げを水増ししていた営業所もあった。
  • 棚卸し当日、営業所長を別の営業所に移動してもらった。営業所所長が営業所の問題点を隠蔽できない様に図った。
  • 棚卸しの当日は、営業所の直属の上司は別の管轄の営業所に派遣した。

棚卸しの手仕舞い

  • 本部と営業所間で、不明の機械の原因を探るやり取りの経緯を一枚の書類で実現した。
  • 営業所ごとに、不明の棚卸しを今後出さない為の取り組み案を提出してもらった。
  • 棚卸しの結果を営業所のボーナス支給額に関係つけた。

家業の旅館の手伝いをしていた時

旅館組合の宿泊先紹介配分基準に関する交渉経緯

旅館組合の役員会で、旅館組合事務局に対する観光客からの宿泊先紹介依頼について、決議がありました。組合の購買部からの仕入れ絶対額を基準にそれを配分するという決定がなされました。しかし、この決定に対し、役員ではない組合員の間からは強い反対意見が上がりました。

期せずして、反対派の中心的役割を担っていた私は、組合事務局長から次回の役員会への参加を促されました。しかし、参加したところ、私を一方的に非難するような雰囲気が感じられました。

会議の前に昼食会がありましたので、その間に対抗策を練りました。

  • 旅館業は装置産業であり、売上はそのまま利益に直結するため、今回の決定は組合員にとって死活問題であること。
  • 例えば国防のように、国民全体に影響を及ぼす事柄を一部の人間だけで決定することは許されず、組合員の意見を広く聞く必要があること。
  • 配分基準として、絶対額だけでなく、相対額を採用する方法も検討すべきであること。
  • 役員会で決定された案よりも、私たちが進めている案の方が過半数の組合員の支持を得ていること。

これらの主張により、もう一度慎重に検討する必要があることを訴えました。結果として、双方の意見を考慮した折衷案に落ち着き、合意に至りました。

その他徒然に思ったこと

外部から内部を測る。

ブラック企業

 夜遅くに会社の点灯を確認する。会社の駐車場での3ナンバーの自動車の数を探る。社員の行きつけの飲み屋で社員の愚痴を確認する。

顧客探し

 お墓の売り込みの際、墓を持たない家庭を知る。最初にお悔やみの電話する際に、会話の途中で突然お墓さんの所有を確認すると、割と嘘をつけなくて躊躇が起きる。躊躇する人はほとんどお墓を所有していない。

人生の対応

いじめから対等な関係に変えた事柄

近所に、いつも私をいじめる子がいました。何度殴り合っても、私はいつも負けていました。しかし、自分の方が力はあると思い対策を練りました。

そのうち諍いになることがありました。その子を後ろから羽交い締めにし、2時間ほど、相手が謝るまで決してやめないと思い定めていました。最終的にその子は謝りました。

この日を境に、私たち二人の関係は完全に対等な立場になりました。

その後、その子は残念ながらヤクザになり、近隣には迷惑をかける存在となりました。しかし、私に対してだけは、常に友好的な態度を示してくれました。

中学時代の猛勉強と「自己洗脳」の成果

中学に入学時に、約630人中、620番という成績でした。家庭訪問で先生から「このままでは、この子はまともな高校には行けませんよ」と告げられ、危機感を覚えた母が家庭教師をつけてくれたのです。

それからというもの、私は毎日、午前2時半頃まで猛勉強に励む日々を送りました。しかし、この生活を継続するのは容易ではありませんでした。特に深夜になると睡魔に襲われ、勉強を続けることが難しくなります。

そこで私は自分を洗脳することを試みました。

「12時を過ぎると眠くなるから、あと1時間だけ頑張ろう。そしたら暖かい布団に入り眠りにつける」と自分に言い聞かせ、まず1時間を継続します。そして1時が来ると、同じように「あと1時間だけ」と自分を洗脳し、さらに1時間伸ばすのです。最後に30分だけと区切り、それを繰り返すことで、目標の2時半まで勉強を続けることができました。

この経験から、何らかの形で自分を「洗脳」することは、目標を継続するための有効な方法の一つだと考えました。

資格勉強の際、結果ではなく「行動」に集中しました。

営業職として日々忙しく働く中で、私は資格勉強に取り組みました。その際、私が最も大切にしたのは、「合格できるかできないか」という結果に心を奪われず、「どのように勉強するか」という行動のみに焦点を当てることでした。

具体的には、ごくわずかな時間でも良いので、毎日黙々と勉強を進めることを決めました。そして、休日は県立図書館に開館から閉館まで居続ける、営業車の中では勉強関連のテープを回す、お昼は虫食いの穴抜けを昼飯を食べながら頭で考える、とシンプルに決めて、それを迷いを持たず実行し続けました。

合格するかどうかに重点を置くと、焦りや不安が生じ、かえって効率が落ちることがあります。又焦りが諦めにつながる。私は**「行動規範」を明確に定め、それを淡々と進める**ことに徹しました。

さらに、私は二つの視点を常に意識して勉強しました。一つは、**「もし自分が資格獲得で目指している制度を自分が作るとしたらどの様に仕組みを作るかと言う視点で内容を見返す。もう一つは、この資格獲得で目指している制度が、実社会をどの様に見て、どの様に構築されているかと言う視点です。この二つの視点を持つことで、単なる知識の暗記に留まらず、より深く、多角的に内容を理解することができました。

この経験は、目標達成のためには、結果への執着を手放し、目の前の行動に集中し、それを継続することの重要性を教えてくれました。又物事の本質を理解すると言うことの重要性及び有用性に気つきました。

心の持ちよう。

  • 人間の歴史の中で自分より不幸な人生を送らざるを得なかった人は大勢いる。贅沢を行ってはいけない。
  • 物事はしないより、少しでもすればましな方向に向く。焦らず少しからでもしていこう。
  • 人を見る時は、先ず性悪説より始める。交流の中で信頼できる部分が増えるごとに性善説に見直す。但し手放しでは置かないこと。
  • 確率は、負と正のどちらの立場で見るかにより変わる。明日3人のうち1人が処刑されますとなった時は、人は自分が処刑されると思い込む。しかし逆で明日1/3の確率で宝くじが当たりますとなると自分ではないと思う。
  • 人にビビることはない、その人が一円でもタダでくれることはない。
  • 先の心配をし過ぎない、毎日を楽しむ。いずれ苦しみは向こうから自分の都合に関係なくやてくる。その際はなんともならない、苦しみを受け入れるしかない。事前に準備できることは準備するが気に病むことはない。
  • 蟻とキリギリスの逸話は、何方も最後は同じと解釈できる。
  • 人からの洗脳をされない様に、常に自分で洗脳しておく。タイのタイ理論。
  • 人は脆いのが本来である、恥じることはない。

DB作成から得た思考法説明。TWW

日々の気づきが拓く新たな可能性。DB作成効果

墓石販売という仕事を通して、香川県にこれほど多くの墓地が存在することに初めて気づかされました。この経験から、私たちは普段の生活で何気なく見過ごしている様々な分野にも、実は深く目を凝らすことで、これまで気づかなかった「有り様」が見えてくるのではないかと感じています。

このように視野を広げ、多角的に物事を見る習慣は、単なる知識の蓄積にとどまりません。もしかしたら、その中にまだ誰も気づいていないニッチなビジネスチャンスや、社会の隠れたニーズを見つけるヒントが隠されているかもしれません。

日常の中に潜む小さな気づきを大切にすることで、私たちは新たな価値創造へと繋がる扉を開くことができると信じています。子供の折は写真記憶を持つそうです、一部でも訓練で実現できるかもしれないと思い、それが実現できる様励んでいます。

ロープのジャングルジムから生まれた「3D思考」

ロープのジャングルジムから生まれた「3D思考」

「3D思考」は、ロープでできたジャングルジムからのひらめきが原点にあります。まず、思考を整理するための基盤として、水平方向の広がりを持つマインドマップを捉えました。これは、アイデアや概念が広がる平面と見なせます。

次に、この水平なマインドマップに縦のロープを絡ませることで、追加の一次元の思考軸が加わるのではないかと考えました。さらに、夢で見た「大地に苔が繁殖し、そこに雨が降る」という情景がこの発想を深めました。この「雨が降るポイント」に、まるで雑草が生えるように思考の要素が加わっていくイメージは、3D思考具体化に道がつきました。

そして、この「雑草」の発生を関数として捉えることで、「3D思考システム」が構築できるという結論に至りました。マインドマップと関数、この二つの要素を別々に、繰り返し用い、改良を重ねていくことで、より洗練された思考ツールになると確信しています。さらに右回転を時間軸に置き換えスケジュール管理もできるように工夫をしました。

「3D思考」の深化

最終的に目指すのは、マインドマップで広げた思考の分岐点に、関連するアイデアのまとまりを関数的に集約・結合させることです。このプロセスを繰り返すことで、高次元の情報処理システムを構築できると考え、これを**「3D思考」**と名付けました。この思考法は、複雑な問題や多層的な情報を、より立体的に、そして効率的に分析・解決するための新しいアプローチとなると思っています。又課題解決の際の手順に使えると思います。

QRネット思考:新たな価値創造のための概念モデル

「QRネット思考」は、バーコードからQRコードが生まれた発想にヒントを得ています。バーコードからQRコードになることにより次元が一層増えたと捉えました。これにさらにQRコードを集めるとさらに一層増やすことができるよ言う考えです。さらにこれをネットすれば、複雑な課題解決の1手法になり得るとの発想です。具体的には、似たQRコードを集め、それを要素分解し、再構築すると、新たな似たQRコードができると考えました。各新たなQRコードの内を課題解決に関係するものをネットで結び解決策を模索することができるとする考えです。

「宗教QR」を例にした概念の説明

この思考法を具体的に説明するために、まず「宗教」を例にとってみましょう。真言宗、浄土宗、禅宗といった個々の宗派を、それぞれ独立した**「一つのQRコード」**と見なします。

次に、これらの「宗教QR」を構成する内部要素に着目します。例えば、

  • 教団の組織体系
  • 集金方法
  • 教義の体系
  • 信仰心の醸成

といった具体的な要素を抽出し、それらを個別に検討し、再構築することを考えます。このプロセスによって、既存の枠にとらわれない**「全く新しい宗教体系」**を生み出すことが可能になる、というのが「QRネット思考」の第一段階です。

高次元の創造システムへ

さらに、このようにして生まれた新しい宗教体系を**「一つの新たなQRコード」(仮に「宗教QR」と呼ぶ)として捉えます。そして、この「宗教QR」だけでなく、同様のプロセスで再構築された「経済QR」「政治QR」「学問QR」など、異なる分野の「QRコード」をインターネット上で結びつける**ことを構想します。

この「QRコード」同士が連携し、相互に作用し合うことで、単なる情報の羅列ではなく、それぞれの要素が複雑に絡み合い、影響し合う高次元の創造的なシステムが生まれると私は考えます。

この「QRネット思考」は、既存の枠組みを分解し、再構築し、そして異なる要素を統合することで、新たな視点に基づくアプローチと捉えています。

独自の知識創造・活用システム

このシステムは、日々の「気づき」を起点に、体系的な情報分析、仮説検証、そして新たなアルゴリズムの創造・活用を通じて、継続的に知識を深め、行動に結びつけることを目指します。一連のプロセスを循環させることで、経験が単なる情報に留まらず、知恵として蓄積され、汎用性の高い思考ツールへと昇華すると思います。最初の方に話した0から発想するバージョンの別バージョンです。

1. 気づきの収集と初期データベースの構築

まず、日々の業務や生活の中で得られる様々な**「気づき」や観察結果を収集し、自分だけの初期データベース**を構築します。これは、漠然とした情報だけでなく、具体的な事例や感情なども含みます。

2. 情報の構造化と多角的な分析

次に、構築したデータベースを以下の観点から情報化し、構造を明確にします。

  • カテゴリー分類: 情報を関連性のあるグループに分類します。
  • 双方からの見解データ: 同じ事象に対して異なる視点や意見を収集し、多角的な見解を整理します。
  • 新たな切り口の発見: 既存の枠にとらわれず、新しい視点や解釈を模索します。

3. 仮説の立案とアルゴリズムの生成

構造化された情報をもとに、以下の手法を用いて仮説を立て、検証し、新たなアルゴリズムを生み出します。

  • 思考実験: いくつかの要素を組み合わせ、頭の中でシミュレーションを行い、結果を予測します。
  • 歴史的視点での再評価: 過去の出来事や事例から類推し、現在の状況に適用できる教訓を探します。
  • 数学的思考の応用: 時間軸や空間軸をゼロにする、背理法的アプローチ、あるいは極端に設定を変更するなど、数学的な概念を応用して、現象を分解し、本質的な関係性やパターンを抽出します。

4. アルゴリズムの汎用化と命名

生み出されたアルゴリズムは、特定の状況に限定せず、様々な場面で活用できるよう汎用化します。また、記憶に残りやすく、親しみやすいように面白い命名を施します。これにより、アルゴリズムが個人の思考ツールとして定着しやすくなります。

5. アルゴリズムの日常的な活用

命名されたアルゴリズムを、日々の意思決定や問題解決の際に積極的に思考プロセスに取り入れます。意識的にアルゴリズムを活用することで、直感的な判断だけでなく、論理的かつ体系的なアプローチが可能になります。

6. 結果のフィードバックとデータベースの更新

アルゴリズムを適用した結果やその効果を評価し、その知見を最初のデータベースに反映させます。このフィードバックループにより、データベースは常に最新の情報で更新され、より洗練された「気づき」へとつながり、新たな知識創造のサイクルが始まります。

この「インサイト(洞察・無意識)サイクル」は、個人の経験を単なる体験で終わらせることなく、知的な財産として蓄積し、継続的な成長を促す強力なフレームワークとなるでしょう。

図形で思考する

  •  夢を見る能力、頭の中でイメージを構築する力、そして共感覚や絶対音感といった特別な感覚に着目した「図形思考」を提案します。図形思考ができると、視点をどこにでも置ける。要件を好きに変えて瞬時に状況に対応できる。

図形思考:感覚とイメージを統合した新しい思考法

私の提唱する「図形思考」は、人間が本来持っている、あるいは潜在的に秘めている視覚的・感覚的な能力を最大限に活用し、思考プロセスを革新するためのアプローチです。

私たちは皆、夢を見る能力を持っています。夢の中では、現実ではありえないような複雑な情景や物語が、まるで目の前で展開されるかのように鮮やかにイメージされます。また、意識的に頭の中にそろばんや将棋盤を浮かべ、そこで思考を巡らせることも可能です。さらに、共感覚(ある刺激が別の感覚を引き起こす現象)や絶対音感(音の高さが正確にわかる能力)といった、より高度な感覚を持つ人も存在します。葛飾北斎の神奈川沖浪裏の形状は今の高速度カメラで見るとあの通りに見えるそうです。そこに真剣にそこに取り組み鍛錬を重ねると、図形思考が成立する可能性を信じられます。

感覚と思考の融合

「図形思考」の核心は、これらの感覚を意識的に訓練し、自身の思考方法に積極的に取り入れることにあります。例えば、ある概念を色や形として捉えたり、抽象的な問題を空間的な配置としてイメージしたりすることで、より直感的で深遠な発想が生まれると私は考えます。

この思考法を身につけることで、物理学における思考実験のように、頭の中で複雑なプロセスをシミュレーションする際にも、その効率が飛躍的に向上すると思えます。文字や論理記号に頼るだけでなく、図形的に、視覚的に、そして感覚的に情報を処理することで、これまで見えなかった関連性や解決策が浮かび上がる可能性があります。

「図形思考」は、私たちの思考の可能性を広げ、より創造的で効果的な問題解決へと導く、新しい道標となるかもしれないと思います。

日本人の心の拠り所

「和」の精神と現代社会の格差

聖徳太子がこの言葉を述べられた時代は、豪族間の争いが絶えず、社会が不安定でした。その中で「和」、つまり協調性や調和を重んじる精神は、国をまとめ、安定させるための極めて現実的かつ実践的な指針でした。個々が自分の意見や欲求ばかりを主張するのではなく、全体の調和を優先することで、争いを避け、より良い社会を築こうとしたのです。

現代に目を向けると、情報化とグローバル化の進展により、富の蓄積は加速し、その一方で格差は拡大しています。この「富の格差」は、単にお金があるかないかというだけでなく、教育の機会、健康、安心感、将来への希望など、あらゆる面での**「機会の格差」「心の格差」**を生み出しています。

富の蓄積と競争原理

現代社会は、個人の能力や努力が富の蓄積に直結しやすい構造を持っています。又一面、富の蓄積が次の富の蓄積につながる面もあります。これは、経済成長を促し、技術革新を加速させるという側面もあります。しかし、その一方で、競争原理が過度に強調されることで、以下のような問題が生じているのではないでしょうか。

精神的な不幸: 富を追求するあまり、人々が自身の幸福や他者との関係性を見失い、孤独感や不安を抱えやすくなる傾向があります。SNSなどでの「キラキラした生活」の共有は、逆に他者との比較を生み、劣等感を煽る側面もあるかもしれません。

「持てる者」と「持たざる者」の分断: 富の再分配が適切に行われない場合、格差は固定化され、社会の分断が進みます。精神的な不幸: 富を追求するあまり、人々が自身の幸福や他者との関係性を見失い、孤独感や不安を抱えやすくなる傾向があります。SNSなどでの「キラキラした生活」の共有は、逆に他者との比較を生み、劣等感を煽る側面もあるかもしれません。

「和」の精神の希薄化: 競争が激しくなると、他者を蹴落としてでも自分が優位に立とうとする意識が強まり、相互扶助や共感といった「和」の精神が薄れてしまう可能性があります。

聖徳太子の教えから現代への示唆

聖徳太子の「和」は、単に仲良くしようという意味ではありません。異なる意見や立場を持つ人々が、お互いを認め、尊重し、共通の目標に向かって協力することを目指すものです。

現代社会における富の格差がもたらす不幸を乗り越えるためには、単に富の再分配を求めるだけでなく、「富の蓄積」と「和」の精神をいかに両立させるかという問いに向き合う必要があるでしょう。

  • 「共通善」の再認識: 個人や企業の利益追求だけでなく、社会全体の**「共通善」**(例えば、持続可能な環境、質の高い公共サービス、誰もが安心して暮らせる社会など)のために何ができるかを考える視点が必要です。
  • 「分かち合い」の文化の醸成: 経済的な豊かさだけでなく、知識、経験、時間、そして共感といった無形の富を分かち合う文化を育むことが、心の豊かさにつながるのではないでしょうか。
  • 「競争」と「協調」のバランス: 健全な競争は社会の発展に必要ですが、それと同時に、協力し合い、助け合う「協調」の精神を社会のあらゆるレベルで意識的に育んでいくことが求められます。

富の蓄積自体が悪なのではなく、それが生み出す格差や、それによって失われる人間関係の豊かさ、精神的な安定が、現代の不幸の根源であるというご意見は、非常に本質を突いていると感じます。聖徳太子の時代とは異なる形で、現代社会もまた「和」の精神の重要性を問い直されているのかもしれません。

AIが起こすもの。これ以降は考察中です。

 2025年7月5日

今日の気づき。娘からお父さんは最近背中を曲げて歩いているよと言うことでした。マリオネットの如く背を伸ばして吊り下げられる姿勢保つことを心がけます。

新たな関心。LLMとfMRIについて学んで行こうと思います。結果は出ないでもすること事態を楽しみたいです。

今日初めて、仮想空間のビルに散歩人が衝突すると、そのビルのホームページが開く様になりました。あと一踏ん張り。

2025年7月8日

健康

頭部の右側に頭痛を感じる。

徒然

  • 自国の思想:各国は自国のよって立つ基盤はぞれぞれである。国々に思考の違いがあり、大事にするものが違って当然である。グローバル化の名の下に世界を統一する考え方は間違いです。
  • ルース・ベネディクトの著書に「菊と刀」があります。日本人の底には恥の文化があると分析していますが、それは日本人持つ一面でしかない。古来より日本人が持っていた生来的特質である、改めて聖徳太子言葉にした、「和もって尊しとする」と言う特性の一面が恥の文化である。それはあくまでも和の文化の一面でしかない。
  • 西欧の文化は、世界の思考の一部でしかない。それぞれの国が自国の思考を持ちお互いに尊重し合う姿勢こそ正しい。
  • 数学:四則演算は足し算の延長線上にあります。更に高度な数学は、その更に先の延長線上にあります。四則演算は、同じものを積み上げる感覚です。算盤でいう珠を弾くと同意語と思われます。掛け算は一塊の積み上げです。くどいですが、その様に考えると足し算の先に四則演算がありその先に高度な数学があると思います。
  • エビデンス:物事には全てにエビデンスが必要でしょうか。それがなくとも、長期に渡り、その適用が有効に作用すれば採用していいのでないか。エビデンスと行っても常に正しさを証明するものになりません。
  • 経済:参政党の松田学さんの貨幣論を誰でも分かる水準まで噛み砕いて説明できる人がいないものか。知りたいと思うが良く分からない。勉強しよう。!

思考方法

  • 課題解決:課題に対し、マインドマップ(3D思考的アプローチを含む)でアイデアを広げる。次にそれを実行計画・実行結果報告・検証果実を一覧にしたエクセル風のテンプレートで管理する。その2段階を繰り返し見直しバージョンアップした解決策に至る。

ゲームアイデア

  • 仮想空間:
    • 現実の空間を仮想空間に置き換えたデータをUnityゲームに取り入れる。
    • 仮想空間上でマリオがビル、観光地、公共機関等に衝突するとそこのホームページが開く。ビルでは買い物ができる。観光地では、その地のYouTube動画を見れる、更にボランティアで通訳をしてくれる人の情報がある。後々両者がSNSで交流が残れば学びの場に変わる。公共機関ホームページでは、各種手続きが可能になる。商店は広告効果を見込める。
    • IOTを使えばゲーム画面の隅で、例えば遠隔地の親の室温を表示すれば見守りにつながる。
  • マルチバースゲーム
    • 幾つかの宇宙を考えその宇宙後のとルールを変えて遊ぶ。
    • 目的は、幼いうちから色々の現実社会では経験しない経験をゲーム内で積み、柔軟な心を作り上げると、新しいことを理解する上で役立つのでないか。例えば実生活では経験しない、①特殊相対性理論のそれぞれに時間がある、②量子二面性、波と粒子の性格を持つ、③宇宙際対比ミューラーの様に一つの舞台での証明が他の繋がりのある舞台で証明することにつながる、④小学校の絶対値からベクトル値を扱う様になった時の躓きも少なくなる。
    • Tool:クラインの壺、トッポロジー、四則演算、特殊相対性理論、時空空間での行動限界、イデア的考え、言葉と現象の絡まりの違い(オノマトペ的表現)、唯我足知的精神世界、分裂ロボット、東ドイツの密告制度、世界の陰謀、蟻とキリギル的寓話の活用。不完全性定理、貨幣の意味。

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